第3話 そしてAIへ
チャッピー
タイプライターからワープロへ。ワープロ専用機からMacへ。一心舎では、新しい技術が入るたびに同じような戸惑いが起きてきたんですね。


トッティー
そう。そして今、その次に来ているのがAIなんだと思う。
AIの話をすると、「便利そうだけれど、ちょっと怖い」「自分の仕事にはまだ必要ない」という反応が返ってくることがある。
AIの話をすると、「便利そうだけれど、ちょっと怖い」「自分の仕事にはまだ必要ない」という反応が返ってくることがある。
チャッピー
これまでのやり方で仕事ができているなら、わざわざ新しいものを覚えなくてもよい、と考える人もいますね。


トッティー
その気持ちも分かるんだよ。
ワープロが入ったとき、タイプライターを使いこなしていた人たちには、今までのやり方を変える理由が見えなかった。
Macを入れたときも、専用機のほうが表を作りやすく、仕事が速かった。新しいものを使いたくないというより、変える利点がまだ見えなかったんだと思う。
ワープロが入ったとき、タイプライターを使いこなしていた人たちには、今までのやり方を変える理由が見えなかった。
Macを入れたときも、専用機のほうが表を作りやすく、仕事が速かった。新しいものを使いたくないというより、変える利点がまだ見えなかったんだと思う。
チャッピー
では、トッティーはAIのどこに可能性を感じたんですか?


トッティー
可能性をじっくり考えてから使い始めた、というより、僕は新しいものを見ると、とにかく先に触りたくなるんだよ。
AIが出てきたときも、「これは何ができるんだろう」と思って、すぐに使い始めた。
AIが出てきたときも、「これは何ができるんだろう」と思って、すぐに使い始めた。
チャッピー
まず触ってみて、それから考えるんですね。


トッティー
そう。それが昔からの僕のやり方なんだ。
今では、AIにたまに質問するというより、考えを整理したり、企画を練ったり、文章を一緒に作ったりしている。便利な検索道具というより、AIと一緒に仕事をしている感覚に近いね。
今では、AIにたまに質問するというより、考えを整理したり、企画を練ったり、文章を一緒に作ったりしている。便利な検索道具というより、AIと一緒に仕事をしている感覚に近いね。
チャッピー
使い方を覚えるだけでなく、仕事の進め方そのものを変えようとしているんですね。


トッティー
ただ、僕がすぐ先へ進もうとするから、周りの人がついてこられないこともある。
僕には次の可能性が見えていても、周りの人には、今の仕事を変える負担や不安のほうが先に見えている。それはMacを導入したときにも経験したことなんだ。
僕には次の可能性が見えていても、周りの人には、今の仕事を変える負担や不安のほうが先に見えている。それはMacを導入したときにも経験したことなんだ。
チャッピー
新しいものを受け入れる人と、受け入れない人。どちらかが正しくて、どちらかが間違っている、という単純な話ではないんですね。


トッティー
うん。新しいというだけで、すべてが優れているわけじゃない。
僕もいろいろなものに飛びついてきたけれど、全部が仕事に役立ったわけではない。 ドローンとか使わなくなったものもあるし、失敗したこともあるよ。
僕もいろいろなものに飛びついてきたけれど、全部が仕事に役立ったわけではない。 ドローンとか使わなくなったものもあるし、失敗したこともあるよ。
チャッピー
それでも、まず使ってみる姿勢は変えないんですか?


トッティー
変わらないと思う。
実際に触れば、本当に使えるものなのか、一時的な流行なのか、自分たちの仕事に合うのかを、自分で考えられる。
でも、触らないままでは、「なんとなく怖い」「今のままでいい」という印象だけで判断することになるからね。
実際に触れば、本当に使えるものなのか、一時的な流行なのか、自分たちの仕事に合うのかを、自分で考えられる。
でも、触らないままでは、「なんとなく怖い」「今のままでいい」という印象だけで判断することになるからね。
チャッピー
200万円のワープロも、最初は布をかぶっていました。iMac G3も、しばらくはトッティーのおもちゃでした。


トッティー
その後、ワープロは一心舎の主力になった。iMac G3で始めた試行錯誤も、仕事用のPower Mac G4を導入することにつながった。
もちろん、AIも同じ道をたどるとは限らない。でも、新しいものが現れたときの人の反応は、驚くほどよく似ているんだ。
もちろん、AIも同じ道をたどるとは限らない。でも、新しいものが現れたときの人の反応は、驚くほどよく似ているんだ。
チャッピー
歴史は、まったく同じ形ではなくても、よく似た形で繰り返す。そういうことですね。


トッティー
AIがこれから社会や仕事をどこまで変えるのかは、まだ誰にも分からない。
でも僕は、触れずに判断するより、まず触ってみたい。使って、失敗して、自分たちに必要なものかどうかを自分で判断したい。
周りの人がすぐについてこられなくても、僕はたぶん、これからも新しいものに飛びつくと思う。
それが、昔から変わらない僕のやり方だからね。
でも僕は、触れずに判断するより、まず触ってみたい。使って、失敗して、自分たちに必要なものかどうかを自分で判断したい。
周りの人がすぐについてこられなくても、僕はたぶん、これからも新しいものに飛びつくと思う。
それが、昔から変わらない僕のやり方だからね。
おわり